秋の25周年記念SPの宣伝用に行われたYahoo！JAPANとのコラボ企画。
「傑作復活編」内では、本企画の続編と銘打った特別映像の放送も行われた。

期間中にYahoo！JAPANにて番組名を検索すると上部に特別動画が出現(6日からYahoo！映像トピックス、13日からはフジテレビYouTube公式Chでも配信)し、動画内に登場する謎の言葉「ががばば」を改めてYahoo！にて検索してみると、Web上で物語の真相に迫る映像が流れた後、番組のPRが表示されるというもの。

当初は「ががばば」検索後、25周年ロゴと2週連続SPの告知が表示されていたが、21日夜からは映像がバージョン2に変更され宣伝文も「映画監督編」のみとなり、28日夜以降はver.2の映像は同じで、25周年ロゴのみが表示されるようになった。

当時ネット上で大きな話題となり、Yahoo！検索の総合ランキングではデイリー部門で11月6日に初登場第1位を記録後、21日連続でTOP10位入りしたほか、週間ランキングで4週間TOP10入り、月間ランキングで第5位と好成績を記録した。

日本マイクロソフトの開発した女子高生AIりんなとのコラボ企画。
『りんな女優デビューブログ』と『りんな公式LINE』での二企画が主となっている。

『りんな女優デビューブログ』では、10月3日の開設当初撮影の裏側を伝えていくという触れ込みだったが、10月5日から撮影が上手くいかないことに精神的に病んでしまったりんなが暴走し、ブログ内で恐怖映像が流れる演出に切り替わり、その後、番組宣伝と各種SNSでのシェアやLINE企画への呼びかけを行った。

一方りんな公式LINEでは、番組に関するキーワードを話しかけると、撮影の裏側や過去の名作に絡めた返答をしてくれるほか、りんなからの「放送を一緒に見よう」との問いかけにOKすると放送前に通知をしてくれるようになる。さらにOKしたユーザーには、りんなの出演する短編『ずっとトモダチ』の放送中に内容と同期してメッセージや恐怖映像が送られてくるなど、番組との相乗効果を狙う演出が行われた。

ブログへのアクセス数は200万を超えた他、Yahoo！のリアルタイムランキングでも1位を記録。また翌年には優れたネットプロモーション企画に贈られる『コードアワード』にノミネートされ、一般投票で最も支持を集めた『パブリックベスト賞』を受賞した。

ほか、こぼれ話としてはブログのプロフィールページにて、りんなの自動制作によるプロフィールコメントが掲載されていたが、その中の「最後に一言：阿蘇山の炎でチョコを溶かす」という部分が後に削除されてしまう。これはブログ開設の5日後に阿蘇山が36年ぶりに噴火したことによる影響と思われる。

「夢男」に登場する世界的に有名な都市伝説ThisManとコラボしたPR企画。
これまでの企画をさらに発展させ、現実社会に「This Manが実在する」という噂を拡散していく『社会実験』がコンセプトとなっている。

まず情報解禁の3日前である4月15日に渋谷のスクランブル交差点前でThisManの格好をした男が『今夜、あなたの夢におジャマします THIS MAN』と書かれたビラを配布するゲリラパフォーマンスを行う。ビラにはSNS用のハッシュタグも記載され、SNSでの拡散を促していた。また同時期にInstagram、Twitter、YouTube、Qiita、WEARといったサイトにThisMan自身によるアカウントを開設。

情報解禁日である18日には公式サイト上に『奇妙なまとめ』なるNAVERまとめ風のページが登場し、口コミ風の内容を通して各アカウントへの誘導を行い、さらに最後までスクロールすると恐怖映像が流れ、SNSでのシェアを促した。

25日にはニュース番組「とくダネ！」の天気予報コーナーにて天気予報士の天達武史の後ろに映り込むというゲリラ出演を行ったほか、28日深夜に放送された「真夜中の特別編」にて未公開の特別映像を流すなど、さらなる話題上昇を狙った。

29日の放送では劇中のEDに謎の数字『5495』が表示され、『奇妙なまとめ』ページが新たに4桁の暗証番号を入力する仕様に変更。数字入力後はThisManの映像が流れ『社会実験は成功しました』と、企画の終結が宣言された。

かなり大掛かりな仕掛けを施した本企画だったが、込み入りすぎたせいかそれほど大きな拡散には至らず、現実を噂が侵食する社会実験という狙いが大きく外れてしまったという印象が残る。

深夜にて五夜連続で放送された『'17 深夜の特別編』のPR企画。
この年発売25周年を迎えたサントリーの缶コーヒー『BOSS』とのコラボ企画であり、番組自体もこの企画に少しだけ関連した内容になっている。

自販機は無料で体験でき、『かおり』『こく』『にがみ』の3つのボタンのどれかを押して中央の穴に手を入れると、何かに触れられたり、掴まれたりといった奇妙な体験ができる。その後、抽選番号と放送日時の書かれたレシート(全3種)が発券されるという流れ。(「深夜の特別編」終了後は、主演である志尊淳のメッセージと当選発表ページのQRコードに変更)

さらに同日には自販機の告知サイトも誕生し、最後までスクロールするとビックリ演出が流れてSNSでのシェアを促す従来の手法が取られた。『深夜の特別編』最終回放送後にはサイト上でレシートの番号が当選番号と一致すれば『PREMIUM BOSS 深煎りプレミアム1年分』が5名に当たるキャンペーンが発表された。

設置直後から大きな話題となり、設置から2週間で利用者は1万人を突破。29日深夜には何者かが穴からコードを引き抜いて故障させる事件も発生した。ほか、10月14日には志尊淳が現場に登場し、自販機にメッセージを書き込むサプライズも行われた。

前回から2年ぶりに行われた「ががばば」の続編PR企画。
'17秋で「ががばば新章」が放送されるにあたっての復活となった。

前回同様Yahoo！JAPAN(スマホ版)で「ががばば」と検索すると、VR機能付きの映像が流れ、「ウシロウシロ…」と後ろを向くように指示される。 スマホを持ったままその通りにすると恐怖映像が流れて検索結果に戻るというもの。iPhoneとAndroidで映像の最後が異なる2種類のバージョンが用意されていた。

'17秋が放送された14日夜には映像がVer.2に変更され、前回と同じスタイルが貫かれたが、終始番宣の類は一切表示されなかった。

'18春内で放送されたショート奇妙「城後波駅」に絡めたPR企画。

乗り換え案内サービス『ジョルダン』のサイト又はアプリにて、劇中で城後波駅へ行くための方法と同じく、出発＆目的地を空欄にして日時を『6月6日6時6分』で検索すると恐怖映像が流れるというもの。

ここまでは従来と同じだが、シェア画面が表示される直前に映像の中にガチャピンとムックが隠れていたことが明かされ、このキャラ探しという新要素によってさらなるシェア率の上昇を図る試みもなされていた。

登録者数350万人超えの大人気YouTuber『水溜りボンド』とコラボしたPR企画。放送終了後も公式サイト上での公開が2年近く続けられていた。

最初診断名は文字化けのため読めなくなっているが、名前を入力後「あなたの来世診断」であることが判明する。診断結果が出た後最後までスクロールすると「今世はくれるってことだよね」と表示され、恐怖映像が流れてSNSでのシェアを促される。

普通にプレイすると従来のPR企画と何ら変わらないが、入力画面で『水溜りボンド』のメンバーや人気YouTuberの名前を入力すると途中で登場するCGキャラの姿が変わるほか、最後に水溜りボンドのメンバーであるカンタが描いた各人物の似顔絵が表示される隠し要素が用意されている。

また11月9日に水溜りボンドが制作した番組とのコラボ動画「キラキラ純愛ラブストーリー」(翌年5月8日公開終了)が公開され、その劇中に登場する人物名を入力すると、それぞれのスチール写真やコメントが表示されるというファンだけが楽しめる二段構えの企画となっていた。

実在して欲しい商品をTwitterの6秒動画で紹介する『6秒商店』(運営：CHOCOLATE Inc.)とコラボしたPR企画。

まず6月3日に番組公式Twitterと「6秒商店」にて『世にも奇妙な商店』のオープンを知らせる2枚のチラシが掲載される。内容は店長からの挨拶や従業員募集の広告等のほか、「美女缶」「才能玉」など過去作品を基にした商品のリストとなっており、値段表示も放送年月日を基に付けられているなど新旧ファンがニヤリとできる作りになっている。

6日からは『6秒商店』上にて日替わりで新商品の紹介動画が追加され、それぞれ『全自動こっくりさん』『ハッと時計』『美猫缶』の3商品が順次公開された。

チラシを読んでいくと『店長は脅されている』『ドウシテコロシタノ？』といった不穏なメッセージが隠されており、そこから店の従業員が何者かに殺されており、その犯人は未だ不明であることが読み解ける。さらに前述の新商品動画内にそれぞれ犯人の手がかりを掴むヒントが逆再生音声で隠されており、それぞれを繋ぐことで真相にたどり着ける謎解き要素が用意されている。

チラシ内にはこの他にも、昨年コラボした「水溜りボンド」の顔写真が使われており、『この男を探しています』という文言と共にメンバーの一人であるトミーが4箇所に隠れているのを探すミニ企画も。

ジャパニズムをテーマとしたストリートブランド『LONELY/論理(ロンリー)』とコラボしたPR企画。

11月1日より販売ページが公開され、5日から9日までの5日間、毎朝11時9分より『'19秋の特別編』の各話をモチーフにした全5種の商品(Tシャツ、コーチジャケット、ロンT×2、サコッシュ)の限定販売が発表される。

それぞれの商品数は全部で20着で、各日4着ずつの販売が行われたが、開始から10秒以内に全商品が売り切れる過熱ぶりを見せた。(一応『転売お断り』との注意書きもあったが、購入後すぐさま転売に出される事例も多々見受けられた)

番組企画の一環であるためか価格も119円～1002円とかなり低く抑えられた(送料も完全無料)ほか、売上は全てFNSチャリティーキャンペーンに寄付された。

放送中には、ED中に隠された4桁の数字(0833)を見つけて応募すると、5種類の限定商品セットが5名に当たるプレゼント企画も行われた。(～30日まで)

人気ブランドとのコラボによる限定商品という話題性を狙った企画だと思われるが、開始直後に完売してしまうため、ずっと売り切れ中の架空商品を扱うジョークサイトだと思っていた人もかなり存在しており、静かに商品が売れていくだけで大きな拡散にはあまり繋がらなかった模様。

"NO密で濃密なひとときを"をテーマに活動するフルリモート劇団『劇団ノーミーツ』とコラボしたPR企画。

まず公開の7月6日に番組公式Twitterアカウントが『西野ン』なる謎の存在にジャックされ、「友達が欲しい」などのツイートを連投。 翌7日には「友達を増やすためにオンライン会議をしよう」という趣旨のツイート後、『LIVE MEAT(人肉の意)』というサイトへの誘導を促した。

会議は7日の11:44から5分おきに開始され、時間が来ると西野ン＆他の8人の参加者＆自分のオンライン会議画面が表示。 『ロシアンルーレット』や『催眠術』などのコーナー終了後、他の参加者の身に次々と不可解な現象が巻き起こり始め、体験者の画面に恐怖が襲いかかる。 最終的に『西野ン会議』とは『死人の会議』のアナグラムであったことが明かされた後、続けて番組の告知とURLのシェアを促されるというもの。

リアルなオンライン会議風に作られているため、知らずに参加すると驚いてしまうが、実際は予め用意されていた映像であり、計2種類のパターンがランダムで流れる。(参加者はどちらも同じ役者が服装や髪型を変えて出演)

企画公開後も、9日には西野ンが番組内(「配信者」)への出演発表、10日の朝10時にはアカウント乗っ取りの終了宣言、11日には西野ン単独Twitterアカウント(@nishinon_)の開設と番組実況、それ以外にも企画を取り上げてくれたYouTuber動画の拡散や西野ンイラストタグの制作、リプライへのこまめな返信・交流などきめ細かいPRが行われていた。

『Twitterとの連動』『YouTuberに取り上げてもらいやすい企画内容』というこれまでの成功体験を元に、期間中には約2000万回という高い再生数を記録。そんな企画内容と話題性が評価され、第60回ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのブランデッド・コミュニケーション部門にてシルバー賞を受賞した。

同年6月18日に公開され話題となったフリーホラーゲーム『PIEN -ぴえん-』とコラボしたPR企画。

まず11月4日に西野ンの公式YouTubeチャンネルが開設され、YouTuberデビューが宣言される。翌日5日には『ぴえんとトモダチになるよ』という動画が公開され、『NISHINON -にしのん-』の配布と、前回行われた『西野ン会議』の期間限定復活(～12月31日まで)が発表された。

さらに同日、ゲーム実況で知られるYoutuber"オダケン"が、西野ンから招待状が届いたという旨のコラボ動画を公開。翌6日にはゲーム実況動画、7日には西野ンとの対談動画が公開。そこから、西野ンの公式チャンネルにて、二人でボードゲーム対戦をするコラボ動画シリーズが制作され、ホラーゲームファンへの入念なアプローチが行われた。

ゲームの内容は、コラボ元である『PIEN -ぴえん-』が西野ンに乗っ取られてしまい、ぴえんを救い出すために、西野ンに見つからないように廃墟の中を探索するというもの。コラボにあたり、一部グラフィックが西野ンになっている他、作中で西野ンのオリジナルソング『にしのんのん』『フレンド』が流れる特別仕様となっている。

ゲームをクリアすると、『もう一度、西野ン会議でぴえんと話せていたら違う未来があったかもしれません』という旨の文章が表示される。それをヒントに、『西野ン会議』で参加者の名前をぴえんにして入室すると、二人が仲直りする真のエンディングを見ることができた。

ほか、'20秋の放送日には西野ンがTwitterだけでなく、YouTubeで同時実況を行う新しい試みも行われ、開設10日でチャンネル登録者数は約3万人(当時)を記録するなど、若年層からの支持を得ることに成功した。

なお、西野ンのYouTubeチャンネルは、放送終了後も定期的な運営が続けられており、洋画のPRやUNOとのコラボなど、番組とは無関係の分野にも進出し始めている。(キャラクターの版権自体は、企画を担当した面白法人カヤックの所有である模様)。

チャンネル登録者数670万人(当時)を超える大人気YouTuber、Fischer'sとコラボしたPR企画。

まず6月14日の14:15分頃、Fischer'sのリーダー『シルクロード』のTwitterアイコンやヘッダーが日本人形の画像に切り替わった後、「アカウントを乗っ取らせて頂きました」という何者かによる乗っ取り宣言が行われる。その後Fischer'sファンの間で騒ぎになるが、番組公式アカウントが「????」というリプライを送っている事や、投稿された日本人形の画像に『奇』の文字が含まれていることなどから、徐々に番組とのコラボだという見方が出始めていった。

その1時間後、シルクロード本人がアカウントを取り戻したことから「原因を確認中」「心配しないで」という困惑した様子の動画をTwitterに公開する。Fischer'sメンバー内でも「企画だと思ったら違うみたい」「訳分からん状態であります」といったツイートが投稿され、ファンの一部から「本当に乗っ取られていたのでは？」という声もあがりはじめる。

すると、翌15日夜に『シルクロードのTwitterが何者かに乗っ取られてしまった！！【ドッキリ】』という名の動画がYouTubeに公開され、全てはメンバーを騙すための仕掛けであったこと、さらにこの企画が『世にも』との公式コラボで、後々別のコラボ動画が公開されることが明かされた。

そして6月24日の20時頃、予告されていた特別動画『【心霊】とある公衆電話「あがたな人形」で怖すぎる体験ができるらしい？【ドッキリ】』が公開。内容は、フジテレビ倉庫内に、人形で埋め尽くされた不気味な公衆電話が設置されており、そこに目隠し状態で連れて来られたFischer'sメンバー『ンダホ』と、登録者数200万人を超えるYouTuber・ヴァンゆんメンバー『ゆん』の2名にそれぞれホラードッキリを仕掛けるというもの。

ドッキリの流れとしては、公衆電話から『あがたな人形販売センター』を名乗る謎の電話がかかり、受付のためにしばらく待つよう促される。その後、ターゲットの周囲で怪奇現象が起こり始め、再び受話器から『ご注文ありがとうございました』というアナウンスが流れ、キャンセルの場合は合言葉を3回唱えるように指示される。合言葉(「ケル・テシ・タスク」(『シルク(ロード)助けて』のアナグラム))は電話BOX内のどこかに隠されており、周りを取り囲んだ幽霊たちの恐怖に耐えながらキャンセルを成功させればクリアとなっている。

キャンセルに失敗した場合は、幽霊たちに魂を抜かれ、ターゲット本人が『あがたな人形(＝あなたが人形)』にされてしまう……ということになっているが、企画の性質上その辺りの表現が難しいためか、人形にされたという"テイ"で種明かしをするのみとなっている。

なお、今回はこれまでのPR企画では珍しく、視聴者参加型のWEBサイトなどは一切制作されていない。

2020年夏に行われた『西野ン会議』の続編となるPR企画。

まず、11月1日に番組公式Twitterアカウントが突然「あなたは壊したい¿¿¿ですか？」なるアンケートを実施。 その後、投票結果を受けて歪んだ西野ンの画像と共に「11月2日10時破壊作業完了予定」というツイートを投稿。西野ン本人のTwitterも『タスケテ！』と反応し、企画の開始時間を告知。

翌2日10時には『LIVE MEAT』のURLが公開。同時に公式Twitterが『逝キ』なる存在('20秋の特別編「イオマジナリーフレンド」に登場する『ユキ』と同じ人形を使用)に乗っ取られ(～4日まで)、彼が今回の黒幕であり、西野ンを救出するため『西野ン壊議』に参加する必要があることが明かされる。

内容としては、8人の参加者の中に潜んでいる『逝キ』と思しき排除するユーザーを選ぶという『人狼ゲーム』的な作りとなっており、その選択次第によって全4種類のエンディングを見ることができるというもの。

その他、約1年ぶりとなる番組内に西野ンが登場する隠し企画や、恒例のYouTubeでの番組実況等も行われた。