「猿の手様」「悪魔のゲームソフト」「死後の苦労」
1990年6月28日 (木) 19:00-20:54放送
何かが3つの願いを叶えてくれる。そんな話が世界中にあります。
ジェイコブズの短編小説にこんなお話があります。
ある老夫婦が、3つの願いをかなえてくれるという猿の手を手に入れました。
その猿の手に、老夫婦はまずお金が欲しいとひとつ目の願い事をしました。
すると突然息子が死に、多額の保険金が支払われました。
悲しみのあまり、老夫婦は息子を生き返らせて欲しいとふたつ目の願い事をしました。
その途端、墓の下からゾンビになった息子が出て来て、ドアをノックするではありませんか。
怯えた二人は思わず叫んでしまいました。
──息子を消してくれと。
第13話「猿の手様」
スタッフ
| 脚本 | 土屋斗紀雄 |
|---|---|
| 演出 | 鈴木雅之 |
キャスト
| 石川寅男 | 布施博 |
|---|---|
| 石川志津 | 清水ミチコ |
| その他 | 綾田俊樹 西本毅 野村ちこ 東善智 田口敬 高杉哲平 橋本菊子 鈍''角 内山森彦 澤田英俊 花原照子 David |
第14話「悪魔のゲームソフト」
スタッフ
| 脚本 | 深谷仁一 |
|---|---|
| 演出 | 小椋久雄 |
キャスト
| 牧村テツオ | 高山良 |
|---|---|
| その他 | 長谷川歩 大倉順憲 二瓶鮫一 皆川衆 三川雄三 竹内伸一郎 松田正信 岩野慎二 渡辺美恵 仁礼美枝子 赤井由紀子 桐ヶ谷梢 山本剛 倉木昌徳 市川浩 東京児童劇団 古賀プロダクション |
第15話「死後の苦労」
スタッフ
| 脚本 | 土屋斗紀雄 |
|---|---|
| 演出 | 星田良子 |
キャスト
| 福子 | ゆうゆ |
|---|---|
| 幸雄 | 彦摩呂 (幕末塾) |
| マイケル | マイケル富岡 |
| その他 | 阿部由美子 柴谷英樹 |
| 典子 | 天野裕子 |
| 神様 | 鈴木清順 |
| 香川良夫 | そのまんま東 |
| 朝倉小枝子 | 村上里佳子 |
先日、私の友人と若い女性が訪ねてきました。
二人は会った瞬間に前世で結びついていたことを直感し、結婚することにしたそうです。
私は反対しました。その女性と友人の後ろで、
守護霊たちが取っ組み合いのケンカをしているのが見えたからではありません。
私と同い年の友人が、20歳も年下の女性と結婚するのが許せなかったのです。
それでは、次回またお会いしましょう。
スタッフ
| 企画 | 河野雄一 清水賢治 |
|---|---|
| 監修 | 土屋斗紀雄 |
| 音楽 | 蓜島邦明 |
| 技術 | 佐々木俊幸 |
| 撮影 | 川田正幸 木村祐一郎 |
| 照明 | 五十嵐和昭 南方博 |
| 音声 | 河合由行 国沢藤一 |
| 映像 | 下山一仁 鈴木康公 |
| 編集 | 深沢佳文 飯塚守 |
| 音響効果 | 田中稔 |
| 美術制作 | 上村正三 |
| 美術進行 | 林潤一 |
| 装飾 | 丸山善之 |
| 持道具 | 武藤浩一 |
| 視覚効果 | 中山信男 |
| 衣裳 | 山田伸太郎 |
| メイク | 岩井真美 クリエイトエッセ |
| スタイリスト | 上山和子 津村伊久江 |
| タイトル | 岩崎光明 |
| コンピューター グラフィック |
大村卓 岩下みどり 山藤真二 (TSK) 佐々木語 (エクサインターナショナル) 本岡紀子 (エクサインターナショナル) ウェスト・レイクスタジオ |
| 演出補 | 小林淳郎 |
| プロデューサー補 | 岩田祐二 |
| 制作主任 | 服部一貴 |
| 記録 | 寺田まり 戸国歩 |
| 広報 | 池田知樹 |
| 車輌 | ジャンプロケサービス |
| 衣裳協力 | MEN'S FLANDRE INSPIRE 銀座トリヰ オーボアソシエイツ アルジャン MITSUMINE Lui Chantant MUSEE D' UJI WORLD レ・ア・ドゥ |
| 協力 | IDO 田村外科病院 |
| 技術協力 | バスク |
| 美術協力 | フジテレビ美術センター |
| プロデューサー | 塩沢浩二 |
| 制作 | フジテレビ 共同テレビ |
このドラマはフィクションであり
登場する団体・人物などの
名称はすべて架空のもの
です。
「猿の手様」は、W・W・ジェイコブズの有名な古典小説「猿の手」のオマージュであり、テラーパートでもネタバレ全開で言及されている。放送の翌年には元ネタの方も「雨の特別編(1991)」内で映像化されることとなった (現在未放送)。
「死後の苦労」では、当時フジの日曜朝に放送された特撮番組「美少女仮面ポワトリン」と同じ神様役で映画監督の鈴木清順がゲスト出演というお遊びが行われている。
また、同作にはこの年の3月にフジテレビ広報部が主催した『ふしぎ微笑女コンテスト』でグランプリを受賞した天野裕子がゲスト出演。自身初となるドラマデビューとのことだったが、本作限りで引退となった模様。