
世にも奇妙な物語 35周年SP
~伝説の名作 一夜限りの復活編~
~タモリと奇妙な宴へ…~
2025年5月31日 (土) 21:00-23:10放送
こんばんは、またお会いしましたね。
今宵は、皆さんを特別な宴にご招待しました。さあ、どうぞ。
皆さんをこの奇妙な世界にお連れし始めてから、どれだけの時間が経ったかご存知でしょうか?
今年で35年です。この35年の間に、何本のエピソードをお届けしたかというと……延べ577本。
今でも時折皆さんから「あの話をもう一度聞きたい、見たい」というご要望を頂くことがあります。
普段ならばお断りするのですが、今宵は特別な夜です。
そこで、今回は特別に私が独断と偏見で選んだ、とびっきり奇妙な5つの物語を再びお送りしたいと思います。
もうここでしか見ることができないかもしれない、貴重なビンテージ物のエピソードばかりです。
まず一品目は、2001年のこの名作を。
……おっ、始まりましたね。
第345話「BLACK ROOM」
《2001年1月1日放送『SMAPの特別編』より》
スタッフ
脚本 演出 |
石井克人 |
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キャスト
湯ノ本ナオキ | 木村拓哉 |
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カズコ | 樹木希林 |
カズオ | 志賀廣太郎 |
マサコ | 我修院達也 |
9才のナオキ | 松井蘭丸 |
美少女 | 長澤瞳 |
第361話「夜汽車の男」
《2002年3月27日放送『'02春の特別編』より》
スタッフ
原作 | 「夜行」泉昌之 (扶桑社文庫『かっこいいスキヤキ』所載) |
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脚本 | 橋部敦子 |
演出 | 鈴木雅之 |
キャスト
男 | 大杉漣 |
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車掌 | 小林隆 |
サラリーマン | 小原雅人 |
ケバイ女 | 池津祥子 |
若い男 | 正名僕蔵 |
若い女 | 奈良崎まどか |
子供 | 三瓶義貴 |
少年 | 柿澤司 |
美少女 | 篠原愛美 |
子供たち | 劇団東俳 |
第4話「ロッカー」
《1990年5月3日放送『第1シリーズ』より》
スタッフ
脚本 | 橋本以蔵 |
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演出 | 瀧川治水 |
キャスト
悟 | 織田裕二 |
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佐口邦夫 | 段田安則 |
池田刑事 | 菅田俊 |
その他 | 小形雄二 斉藤暁 大久保了 荒川修 匠恒明 |
第391話「美女缶」
《2005年4月12日放送『'05春の特別編』より》
スタッフ
原作 | 映画『美女缶』 (筧昌也/poosworks) |
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脚本 演出 |
筧昌也 |
キャスト
内尾雄太 | 妻夫木聡 |
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藤川サキ | 臼田あさ美 |
毛利春子 | 唯野未歩子 |
冨岡冨士夫 | 小沢喬 |
美女A | 池田香織 |
配達員 | 小花幸彦 |
HOW to ビデオ 女性モデル |
伊藤美希 |
ナターシャ | Laura |
ルーシー | Lucie |
サキ設定ビデオ プレイボーイ |
Gregory |
HOW to ビデオ 男性ナレーター |
半田雅和 |
HOW to ビデオ 女性ナレーター |
林田麻里 |
美女たち | FLOS DOLCE T-STYLE フリークスステーション |
第534話「恋の記憶、止まらないで」
《2019年11月9日放送『'19秋の特別編』より》
スタッフ
脚本 | 諸橋隼人 |
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演出 | 岩田和行 |
キャスト
村瀬志保 | 斉藤由貴 |
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中居賢治 | 利重剛 |
宮島素子 | イチキ游子 |
尾形幹子 | 平栗あつみ |
三宅佳彦 | 木下政治 |
アナウンサー | 高松克弥 |
DJ | 石田佳名子 |
新聞社の男性 | 五頭岳夫 |
スタッフA | 萩原悠 |
スタッフB | 中村優里 |
オリジナルの女 | 笹野鈴々音 |
村瀬志保 (9) | 丸山澪 |
子どもA | 落合美緒 |
子どもB | 東柚衣 |
子どもC | 春日芽生 |
ストーリーテラー
スタッフ
脚本 | 相馬光 |
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演出 | 植田泰史 |
キャスト
ウェイター | 和田亮太 |
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ウェイトレス | Dasha |
いかがでしたか、色褪せることのない奇妙な世界のフルコース。
ご堪能頂けましたでしょうか?
今宵は、あの頃は良かったと昔を振り返るために、このお話を紹介したわけではありません。
ある狙いがあって、この5つのエピソードを紹介したのです。
皆さんはこの『物語』という言葉の由来をご存知でしょうか。
民俗学者の折口信夫は、『物』という字は鬼や霊など目に見えない物を指す言葉だと言ってたそうです。
目に見えないものを恐れるのは人間の性です。
しかし、物を語るという行為が何故こんなに長く人類の中で続いてきたのでしょうか。
物語…それはこの世界がさらに混沌とし、ますます予測のつかない不確かな時代になっても、
人々がどう歩むべきかを照らしてくれる、過去からのヒントなのかもしれません。
物語はこれからも続きます。
近々またお連れしましょう、新たなる奇妙な世界へ──
スタッフ
音楽 | 蓜島邦明 |
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技術プロデュース | 野口悠太 |
美術プロデュース | 大倉謙介 |
撮影 | 常田真一 |
映像 | 山根晋 |
照明 | 田中健一 |
音声 | 竹中泰 |
編集 | 安部華子 |
ライン編集 | 関有一朗 |
カラリスト | 大谷寛 |
選曲・音響効果 | 岩崎晋介 |
MA | 蜂谷博 |
アート コーディネーター |
矢島幹之 |
装飾 | 錦織洋史 圓藤雛乃 |
スタイリスト (タモリ) |
牧野克哉 |
衣裳 | 關山裕希 |
ヘアメイク | 大高里絵 |
フード コーディネーター |
Vita |
フラワー アレンジメント |
京花園 |
大道具製作 | 永井武 |
大道具操作 | 渡辺春樹 |
美術車両 | ショウビズクリエイション |
エキストラ | BAY SIDE MIRAI PICTURES Storm Rider トループ 古賀プロダクション |
撮影協力 | 代官山 鳳鳴館 |
協力 | バスク ベイシス フジアール SPOT ワインドアップ アニマルプロ |
タイトルロゴ | 岩崎光明 |
タイトルバック | 岩下みどり |
VFX | 高岡直樹 |
台本印刷 | シナリオプリント |
「BLACK ROOM」 | |
音楽 | ジェイムス下地 |
特殊造形 | 高浜幹 |
キャスティング | 園田真吾 |
協力プロデューサー | 谷口宏幸 |
制作協力 | 東北新社 |
「ロッカー」 | |
協力プロデューサー | 三宅川敬輔 |
制作協力 | KANOX |
「美女缶」 | |
音楽 | 岡田修 |
音楽協力 | 浅田将助 水野修一 |
脚本協力 | 小林雄次 |
グラフィック映像 | 下田章仁 |
タイトルロゴ | 橋本博行 |
広報 | 湯浅正美 (フジテレビ) |
営業推進 | 柳元大輝 (フジテレビ) |
ライツ | 鈴木桂人 (フジテレビ) 湯澤雛乃 (フジテレビ) 町井由佳 |
演出補 | 小泉宗仁 |
制作担当 | 服部一貴 |
スチール | チャールズ村上 |
記録 | 佐藤由子 |
プロデュース補 | 歌谷康祐 |
編成企画 | 水戸祐介 (フジテレビ) |
プロデュース | 髙丸雅隆 中村亮太 |
制作 制作著作 |
フジテレビ 共同テレビ |
このドラマはフィクションです
放送35周年を記念して放送された、番組史上初となるプライムタイムでの傑作選SP。ストーリーテラー・タモリが選んだという過去の名作5本がセレクトされているが、 版権の都合上、2020年代では初となる"リアルタイム・見逃し等の配信が一切行われない"という、まさに一夜限りの回となっている。
放送にあたっては、新たに撮影されたテラーパートが加えられた他、作曲家・蓜島邦明によって当時の機材で再録音されたという2025年バージョンのテーマ曲が使用された特別版OPも流された。
なお、毎年恒例の新作に代わって傑作選が企画された原因となったのは、前年12月に発覚した『元SMAP・中居正広による元フジアナウンサーへの性加害問題』。 この問題への社員の関与があったことや、上層部による隠蔽とも取れる会見等が決定打となり、スポンサー企業が相次いで降板。さらにフジと親会社の経営問題にまで発展し、社長を含む重役の大量辞任や第三者委員会の設置を行うも信頼はすぐに回復せず、2024年度の決算では328億円の大赤字を叩き出した。
この影響から番組予算の削減、大型特番の中止などが決定されただけでなく、ロケ地や関係企業から協力を拒否されるなどの支障も出始め、本企画もそんな状況下での緊急措置的な対応だったと思われる。(実際、本回の提供企業は前回の24社から1社にまで激減)。
苦しい状況ではあったものの、放送の1週間前には、応募総数1500名の中から抽選で選ばれた100名を招待したティーチイン付きファンイベントの開催や、記念オフィシャルグッズの一般販売などの珍しい取り組みも行われた。