深夜、小さな駅の待合室で大学生風の若者・ロック青年ら数人が雨宿りをしていた。
退屈しのぎに若者が、聞きかじりの話をロッカー相手にはじめる。
話が終わる頃、隅にいた背広姿の紳士が会話に加わる。
紳士は、彼らの持ち物や行動をヒントに4つの興味深い物語を語る……。
深夜、小さな駅の待合室で大学生風の若者・ロック青年ら数人が雨宿りをしていた。
退屈しのぎに若者が、聞きかじりの話をロッカー相手にはじめる。
話が終わる頃、隅にいた背広姿の紳士が会話に加わる。
紳士は、彼らの持ち物や行動をヒントに4つの興味深い物語を語る……。
キャスト
ストーリーテラー | タモリ |
---|---|
大学生風の青年 | 山本耕史 |
ロッカー風の青年 | 佐藤隆太 |
サラリーマン風の男 | 相島一之 |
カップルの男 | 正名僕蔵 |
カップルの女 | 岩橋道子 |
老人 | 谷津勲 |
スタッフ
脚本 | 三谷幸喜 |
---|---|
撮影 | 高瀬比呂志 (J.S.C.) |
照明 | 本橋義一 |
録音 | 小野寺修 |
美術 | 清水剛 |
装飾 | 鈴村高正 |
編集 | 田口拓也 |
助監督 | 加門幾生 |
監督助手 | 本多幹裕 植本英之 |
撮影助手 | 石山稔 沖山志宏 北村めぐみ |
照明助手 | 高橋幸司 加瀬弘行 木村伸 中原淳一 後藤雅彦 |
録音助手 | 小松将人 阿部裕 |
美術助手 | 沖山真保 禅洲幸久 |
装飾 | 田口貴久 |
小道具 | 松葉明子 |
組付大道具 | 木村浩之 |
衣裳 | 二宮義夫 稲毛英一 |
メイクアップ | 新野啓子 |
特殊効果 | 奥田悟 南好哲 亀高由裕 津川達郎 |
スクリプター | 天池芳美 |
制作主任 | 吉岡亨 |
ファッション・ コーディネイト |
木下勝之 |
ファッション・ コーディネイト助手 |
土田幸子 |
監督 | 鈴木雅之 |
2000年8月16日~18日の3日間で撮影されたお馴染みの「ストーリーテラー」は、脚本を1991年の「息子帰る」以来9年ぶりの参加となる三谷幸喜が、監督は「携帯忠臣蔵」も務めた鈴木雅之が担当。三谷が参加するキッカケとなったのはミュージカル嫌いなタモリが彼の当時の新作舞台だった「オケピ!」を見てくれたお礼とのこと。
雨上がりを駅で待つ人々というシチュエーションは、黒澤明の映画『羅生門』から着想を得ており、『物語ることがエンタメの原点』という三谷本人の考えをベースにした“本当のストーリーテラー”が本作のテーマとのこと。
また当初の構想では、雨宿り中の主人公が近くにいた紳士に話しかけた所、色々な話を聞かせてくれ、彼は何者だろう思った所で、ADが彼を呼びに現れ、実は世にもの撮影待ちをしているタモリだったというコミカルな内容だったという。
タモリによると、18年ぶりとなる久々の映画出演と言うことで、巨大な駅のセットを「さすが映画だ」と眺めている最中、本物のコンクリートみたいだと思った部分を蹴ったら本当にそうだったと言うエピソードも。